外来
小児神経外来、てんかん外来
気になる症状がありましたら、受診してください。
セカンドオピニオンもお受けします。
予約制(受診ご希望の場合は、小児科外来まで電話あるいははがきで予約してください)
担当医師:二瓶健次
診断のための検査:脳波、聴性脳幹反応(ABR)、視覚誘発電位(VEP)、筋電図、末梢神経伝道速度、CTスキャン、MRI(1.5テスラー)、MRI(3.0テスラー)、MRIアンギオ、PETなど
小児神経難病相談
こどもの神経難病に関する一般的な相談に応じます。
発達障害外来(学習障害、注意欠陥/多動症、広範性発達障害、自閉症など)
予約制(小児科外来まで電話あるいははがきで予約してください)
発達心理外来
発達心理室:白川 公子(臨床心理士)、佐々木 真知子(臨床心理士)、大澤 亜矢(臨床心理士)
予約制:初めての方は小児神経・発達外来を受診してください。診察後、発達心理を予約します。
発達心理では発達に遅れがあるお子さん、何らかの発達障害により様々な問題行動がでてきているお子さんについて発達・知能評価を行っています。
発達指導が必要な場合には「おもちゃライブラリー」で実際におもちゃを使った指導および家庭でのお子さんへの具体的なかかわり方についてアドバイスし、定期的にフォローしていきます。
発達・知能評価より言語療法、作業療法、理学療法の必要性がある場合はリハビリとの連携をとります。
また集団に入っているお子さんについては必要に応じて幼稚園、保育園、学校との連携をとり、情報交換を致します。
不登校、頭痛、腹痛などの心身症やチックのお子さんなど心理的な問題がからんでいる場合は遊戯療法、カウンセリングなど種々の心理療法を行っています。
育児不安などお母様ご自身のご相談でも構いません。母親が不安定になると子どもも不安定になり悪循環になっていきます。一人で抱え込まずにご相談ください。
ソシアルスキルトレーニング(SST)
神経・発達科が主催するスキップ(social skill training group:SST) は相手が何を伝えようとしているのかを、言葉や表情・仕草から読み取ること、自分が伝えたいことをどのように伝えれば良いのか、ということを苦手としているお子さんに、コミュニケーションの楽しさ、伝わることの喜びを大切にしながら、相手とやりとりをするための基本的な方法を体験し、練習するためのグルー プです。
おもちゃライブラリー
おもちゃライブラリーとは:子どもにとって遊びの大切さは言うまでもありません。
見る・聞く・触るなど五感をフルに使って遊ぶことにより子どもは発達していきます。
市販のおもちゃを意のままに使いこなし「こんなものを」と思うようなガラクタや日用品もおもちゃにして楽しむことができます。
しかし発達に遅れのある子どもや体の不自由な子どもにとっては遊びが拡がっていくことが少なく、そればかりかおもちゃに見向きもしない子どももいます。
その子の発達にあったおもちゃを見つけてあげることが何かに目を向けさせるスタートになります。
「おもちゃライブラリー」はそんな子どもたちにおもちゃを使って発達を伸ばしていくことを目的としています。
子どもたちが自由に遊び、その遊びの中からその子に適したおもちゃを選び、遊びの楽しさを経験させていきます。 小児神経専門医、発達心理士の指導で行っています。
対象は0歳から幼児期。発達の遅れをもち、小児神経科、発達心理を受診された児です。
サマーキャンプ
小児神経疾患をもつ児と家族を支援するために、児とその家族、医療関係者、ボランティアとともに毎年夏にサマーキャンプ(富士五湖周辺)を2泊3日で行っています。
家族同士の情報交換、医療情報提供、難病をもつ児とその兄弟などのリクリエーションなどを行い、家族のQOLの向上に役立っています。
小児神経難病の児と家族を支援する会
当院神経・発達科、発達心理士室が中心となって、さまざまな支援活動を行っています。
難病の親の会
いくつかの小児神経難病の親の会を立ち上げて全国的な会として活動しています。
以下は、当科が立ち上げから関連している親の会です。
- 先天性無痛無汗症の会(トゥモロウ)
- 亜急性硬化性全脳炎(SSPE)青空の会
- 結節性硬化症つばさの会
血液腫瘍外来(小林美由紀医師(非常勤))
- 白血病、小児の悪性腫瘍についての診断・治療
- 治療後の患者についての長期の経過観察、生活指導
- 移植に際してのマッチングなどの手配等と心理的サポート
OD(起立性調節障害)外来(担当:金田)
以下の症状があるお子さんは、起立性調節障害の可能性があります。
- 起きるのが苦手で、よく学校に遅刻したり、学校を休んだりする。
- 寝てから起き上がる、あるいは座っていて立ち上がる時にたちくらみがする。
- 運動中、あるいは入浴中に気分が悪くなる。
- 顔色が悪く、元気がない。
- しばしば、頭や腹を痛がる。
- 乗り物酔いをする。
これらの症状は、不登校の原因になりやすく、周囲からは、怠けているだけだと思われがちですが、病気の可能性が高いのです。
起立性調節障害とは、(心臓そのものに問題がないにもかかわらず)血圧を調節する自律神経の働きが悪く、頭や身体のすみずみに十分に血液を送ることができず、その結果として、上で述べたような症状を起こす病気です。
起立性調節障害と診断するためには、寝ている時と立っている時の血圧・脈拍(と心電図)を、時間を追って比較する検査が必要になります。
他の病気がないことを確認するため、血液検査等を追加する場合もあります。
当院でも検査できますので、起立性調節障害かな?と思われたら、ぜひ小児科を受診してください。
検査の性格上、検査に時間がかかるため、なるべく午前中、できれば午前10時ごろまでの受診をお勧めします(担当医が不在の場合があるため、外来担当表で診察日をご確認の上、電話での予約をお勧めしますが、必須ではありません。))
起立性調節障害について、もっと詳しく知りたい方はこちらのページ(http://www.inphs-od.com/)もご覧ください。