小児医療センター(小児科・発達神経)
 
									専門外来
発達障害外来
現在、新患の受付を休止しています。
どんな症状の場合に受診しますか
乳児期
頭が大きい、小さい。首のすわりやお座りするのが遅い。筋肉が柔らかい、堅い。人やおもちゃに関心が少ない。言葉が出てこない。けいれん、ひきつけがある。
幼児期
歩き始めるのが遅い。歩き方が下手。言葉が遅い。どもる。発音が不明瞭。理解力が悪い。集中力がない。注意が散漫。動き回る。周囲への関心が少ない。集団に入れない。けいれん、ひきつけがある。
学童期
集中力がない。注意が散漫。よく動き回る。学習が困難(読み、書き、計算が不得意)。周囲とのコミュニケーションがとりにくい。学校へ行けない。疲れやすい。頭痛、腹痛がある。瞼や肩をひっきりなし動かす。夜尿が続く。急に歩けなくなった。歩き方が下手。力が抜ける。今までできていたことができなくなった。 性格の変化が見られる。けいれん、ひきつけがある。
どのような病気がありますか
発達障害
学習障害、注意欠陥/多動性障害、広汎性発達障害、高機能自閉、アスペルガー症候群、自閉症、不登校など
発達心理外来
発達心理では発達に遅れがあるお子さん、何らかの発達障害により様々な問題行動がでてきているお子さんについて発達・知能評価を行っています。
発達指導が必要な場合には「おもちゃライブラリー」で実際におもちゃを使った指導および家庭でのお子さんへの具体的なかかわり方についてアドバイスし、定期的にフォローしていきます。
発達・知能評価より言語療法、作業療法、理学療法の必要性がある場合はリハビリとの連携をとります。
また集団に入っているお子さんについては必要に応じて幼稚園、保育園、学校との連携をとり、情報交換を致します。
不登校、頭痛、腹痛などの心身症やチックのお子さんなど心理的な問題がからんでいる場合は遊戯療法、カウンセリングなど種々の心理療法を行っています。
育児不安などお母様ご自身のご相談でも構いません。母親が不安定になると子どもも不安定になり悪循環になっていきます。一人で抱え込まずにご相談ください。
発達心理室
- 白川 公子(臨床心理士、公認心理士)
- 佐々木 真知子(臨床心理士、公認心理士)
- 大澤 亜矢(臨床心理士、公認心理士)
受診に際しての注意事項
初めての方は小児神経・発達外来を受診してください。診察後、発達心理を予約します。
血液腫瘍外来
- 白血病、小児の悪性腫瘍についての診断・相談
- 治療後の患者についての長期の経過観察、生活指導
- 移植に際してのマッチングなどの手配等と心理的サポート
おもちゃライブラリー
 
					 
					子どもにとって遊びの大切さは言うまでもありません。
見る・聞く・触るなど五感をフルに使って遊ぶことにより子どもは発達していきます。市販のおもちゃを意のままに使いこなし「こんなものを」と思うようなガラクタや日用品もおもちゃにして楽しむことができます。
しかし発達に遅れのある子どもや体の不自由な子どもにとっては遊びが拡がっていくことが少なく、そればかりかおもちゃに見向きもしない子どももいます。
その子の発達にあったおもちゃを見つけてあげることが何かに目を向けさせるスタートになります。
「おもちゃライブラリー」はそんな子どもたちにおもちゃを使って発達を伸ばしていくことを目的としています。子どもたちが自由に遊び、その遊びの中からその子に適したおもちゃを選び、遊びの楽しさを経験させていきます。 小児神経専門医、発達心理士の指導で行っています。
対象は0歳から幼児期。発達の遅れをもち、小児神経科、発達心理を受診された児です。
