東京西徳洲会病院

  • 【お問い合わせ】042-500-4433

    代表 / 24時間対応

  • 【診療予約】042-500-4447

    予約センター / 平日9:00~17:00 土曜9:00~12:00

メニュー

診療科・部門案内

診療科・部門案内

臨床工学科

概要

臨床工学科では生命維持管理装置(透析装置、人工心肺、人工呼吸器)の操作や心臓カテーテル検査室
(虚血、ペースメーカ、アブレーション)での技術提供と院内で使用されている医療機器を安心して使用していただくために管理を行っています。また、医師をはじめ看護師や他の医療従事者に最先端の技術と知識を提供することで、患者様へ安心と高い医療サービス受けられるよう努めています。

スタッフ

臨床工学科は2023年10月現在31名(男性:女性=21:10)在籍しています。
血液浄化センター・ICU・手術室・医療機器管理室・カテーテル室・内視鏡室にて業務を行っています。

資格

臨床工学技士の業務範囲追加に伴う厚生労働大臣指定 による研修の全課程を修了者

  • 透析技術認定士
  • 認定血液浄化関連臨床工学技士
  • 呼吸器療法認定士
  • 認定集中治療関連臨床工学技士
  • 体外循環認定士
  • 認定医療機器管理臨床工学技士
  • 不整脈治療専門臨床工学技士
  • 心血管カテーテル専門臨床工学技士

臨床工学科教育プログラム

当院の臨床工学科は呼吸・循環・代謝の生命維持に不可欠な知識を一つの分野だけではなく、広く精通するスペシャリストかつジェネラリストになれるようローテーションを実施することにより集学的治療に対応できる臨床工学技士の教育に努めています。

臨床工学科の業務

血液浄化業務(血液浄化センター)

血液浄化業務(HD・OnlineHDF・I-HDF)、アフェレシス治療(レオカーナ、PMX―DHP、LDL吸着療法、血漿交換や血漿吸着)を実施しています。
感染症や重症病態の患者様がいる病棟への出張透析の実施。
ICUではCRRT治療を行っています。
透析のシャントを評価して治療の必要性の有無をカンファレンスで話し合うシャントカンファにもチーム医療の一員として参加しています。

血液浄化業務の様子

血液浄化教育プログラム

心臓血管カテーテル検査室(不整脈・虚血)

心臓血管カテーテル検査室ではカテーテル検査業務と不整脈業務があります。
カテーテル検査業務では、検査、治療時の心電図記録、IVUS・OCT・FFR、一時的ペースメーカ・補助循環装置(PCPS・IABP)の操作、不整脈業務では植込みデバイス術(ペースメーカ・ICD・CRT-D・CRT-P)のプログラマー操作と術後・外来時の動作チェック、不整脈アブレーション治療時の心電図(心内)記録・スティムレータの操作などを行っております。

心臓血管カテーテル検査業務の様子

人工心肺業務(心臓血管業務)

心臓、大血管手術では、一時的に心臓と肺の機能を停止させる必要があります。そのため、私たち臨床工学技士が人工心肺装置を用いて心臓・肺の機能を代行し、全身の血液循環・ガス交換を行っています。主に、大血管手術、弁置換・形成術、冠動脈バイパス術などに立ち会っています。
当院では上記の手術時に臨床工学技士が2名以上携わり、人工心肺装置・心筋保護装置の操作を行い、医師、看護師と常に連携をとりながら円滑かつ安全に手術が行われる様に日夜業務に励んでいます。また、緊急手術に備え、待機者2~3名と夜勤者1名が24時間365日対応できる体制を整えています。

手術室業務

人工心肺以外の手術室業務では麻酔器等の医療機器の保守点検や管理、胸腔・腹腔鏡手術の機器操作や臨床工学技士によるスコープオペレーター業務(手術清潔野でのカメラ保持操作)を行っています。また、国産初の手術支援ロボットhinotori™を新たに導入し、泌尿器科での症例をサポートしています。その他にはハイブリッド手術室での胸部・腹部のステントグラフト挿入術等にも携わっています。

hinotori™による手術

ハイブリッド手術室

高気圧酸素治療

当院では1人用の第1種高気圧酸素治療装置を1台保有しています。1回の治療には加圧・減圧時間を含め1時間半ほどかかります。(疾患や病状によって治療時間が異なる場合があります)天井部には吊り下げ式の32インチテレビを設置し、テレビをご覧いただきながら治療を受けて頂くことができます。また、当院では他院で突発性難聴と診断された方の高気圧酸素治療も実施しております。外来(通院)での治療も可能ですので、治療を希望される方は病院まで一度ご連絡ください。

人工呼吸器業務

人工呼吸器業務では患者様に使用されている人工呼吸器の管理を行っております。
設定した通りに動作しているのか、1日数回点検することで適切に動作していることを確認できるよう安全管理と保守点検に努めています。
また、他部署に対して人工呼吸器の院内講習も積極的に行っています。

人工呼吸器業務の様子

内視鏡業務

内視鏡室にて、患者様の状態に応じて検査の介助に入り、生検、内視鏡的止血術、ポリペクトミーなど処置を行う際は処置具を操作し、医師の直接介助を行っています。
また内視鏡関連医療機器の保守管理も行っています。
緊急時や病棟、救急外来での検査・治療が必要な場合は24時間365日医師、看護師、臨床工学技士のチームとして共に内視鏡的止血術などの対応にあたっています。
当院ではERCP(内視鏡的逆行性膵胆管造影法)、EUS(超音波内視鏡検査)、ESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)など、専門的な治療も行っており、検査または治療が円滑に進むよう臨床工学技士が治療の介助に入り多くの機器やデバイスの操作管理を行っています。

医療機器管理業務

電子カルテ内のアプリを用いて、主に輸液ポンプシリンジポンプ、低圧吸引機などの貸出・返却など中央管理業務を行っています。
これらの機器はCE室で日常点検や定期点検・修理を行っており、院内で安全、円滑に患者様に使用できるように日々医療機器管理業務を行っています。

医療機器管理倉庫

また、院内の各部署に常時設置されている医療機器(除細動器、AED、セントラルモニター)の保守点検業務も行っています。
その他、各メーカー様と連携し、必要時に保守点検や修理を依頼しています。