診療科・部門
								
						心臓血管外科
 
									心臓血管外科
主な治療内容
冠動脈バイパス術
オフポンプ、オンポンプにこだわらず、確実な血行再建を行います。可能な限り長期開存が期待できる動脈を多用したバイパスを行います。静脈をグラフトとして使用する場合、No touch法という静脈に負担をかけずに採取する方法で行います。
弁膜症に対する手術
大動脈弁置換を行う場合、再開胸手術が不要な用に積極的に弁輪拡大を行っています。大動脈弁狭窄症に対しては、全身評価を行い開胸手術が難しい場合は経カテーテル的大動脈弁置換術(TAVI)を行います。当院では2025年6月から開始しました。
僧帽弁閉鎖不全症に対しては、僧帽弁形成術を第一選択として行います。心房細動がある場合は不整脈に対する手術も同時に行います。
大動脈疾患に対する手術
解剖学的条件や全身状態を考慮して人工血管置換術もしくはステントグラフト内挿術を行います。
急性A型大動脈解離や大動脈瘤破裂に対しては遅滞なく緊急手術を行います。
低侵襲心臓手術(MICS:minimally invasive cardiac surgery)
従来の胸骨正中切開ではなく、小さな皮膚切開で行う肋間開胸による心臓手術です。術後の回復が早いです。2021年9月より開始しました。複雑な心臓手術、大動脈の性状が悪い、肺機能が悪い場合は適応となりません。
主な適応疾患は大動脈弁置換術、僧帽弁形成術および置換術、三尖弁形成術、冠動脈バイパス術1枝、心房中隔欠損症、心臓腫瘍です。当科の嶋田は2024年5月に低侵襲心臓手術認定医を取得しています。
 
						 
						 
						