東京西徳洲会病院

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診療科・部門案内

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放射線医学センター (放射線科)

放射線医学センターの特色

放射線医学センターは画像診断部、核医学検査部、放射線治療部の3部門にて検査・診療を行っています。

  • 画像部診断部:院内外の画像診断や緊急IVR
  • 核医学検査部:PET/CTを用いたFDG-PET、一般核医学検査
  • 放射線治療部: 体幹部定位照射、強度変調放射線治療(IMRT)、小線源治療等

画像部診断部:院内外の画像診断や緊急IVR

画像診断部では、性能の高い放射線画像診断装置(64列MDCT:2台、1.5T MRI:1台、3.0T MRI:1台)が稼働しています。また、熟練した放射線診断専門医および各種認定を取得した診療放射線技師(X線CT認定技師2名、MRI専門技術者1名)を配して院内外の画像診断を担当し、近隣の医療機関と連携し、高い安全性と標準以上の検査をご提供できる環境を整備しています。
画像診断の結果は当院配送にて「検査日の翌日にお届け」もしくは郵送の場合、「検査日の翌日に発送」いたします。

IVRではTAE(肝動脈塞栓術)、リザーバー留置術、動脈塞栓術(消化管出血、骨盤骨折、転移性骨腫瘍など)、CTガイド下肺生検、RFなどを施行しています。

肝細胞がんの治療の選択肢として血管内治療の「TACE(肝動脈化学塞栓術)」を行っています。本治療は肝細胞がんに栄養を供給している肝動脈への血流を遮断させると同時に塞栓物質と抗がん剤を混入させ、腫瘍細胞を壊死させる治療です。
局所抗がん剤治療であり、抗がん剤による副作用は限定的です。

核医学検査部:PET/CTを用いたFDG-PET、一般核医学検査

PET/CT検査は悪性腫瘍のブドウ糖代謝が正常細胞より高い特徴を利用し、疑似ブドウ糖を含んだ放射性薬剤(18F-FDG)が悪性腫瘍や炎症等に多く集積し、画像化することができます。
全身を一度に調べることができ、原発巣だけでなく、転移巣の有無も確認できることが大きな特徴です。

近年、健康保険の適応範囲が拡大し、早期胃がんを除くすべての悪性腫瘍の大きさや場所の特定、良性・悪性の区別、転移状況や治療効果の判定、再発の診断などに利用されています。また当院では人間ドックとして「PET/CT検診」の受診が可能です。

核医学(RI)検査は従来から行われている検査(心筋、骨、脳血流など)に加え、認知症の検査である「ダットスキャン®」も行っています。また、近年、放射性医薬品を画像診断だけではなく、抗がん作用を持つ治療用の薬として使用することが可能になりました。ゾーフィゴ®静注は去勢抵抗性前立腺がんの骨転移巣に多く集積し、強いエネルギーを持つアルファ線が骨に転移したがん細胞の増殖を抑えます。

核医学検査部においても熟練した放射線診断専門医と認定取得した診療放射線技師(核医学専門技師:2名)が担当しています。

放射線治療部: 体幹部定位照射、強度変調放射線治療(IMRT)、小線源治療等

治療部門では、直線加速器と密封小線源治療装置を用いて脳腫瘍、頭頸部腫瘍、肺癌、食道癌、乳癌、泌尿器腫瘍、子宮頸癌、悪性リンパ腫など多岐にわたる悪性腫瘍に対して放射線治療を実施しています。

治療技術として、ピンポイント照射と称されるSRT(Stereotactic Radiotherapy:定位放射線治療)やIMRT(Intensity Modulated Radiation Therapy:強度変調放射線治療)を活用した高精度放射線治療を積極的に行うことで、がんへの放射線集中性を向上させ、かつ正常組織への影響を減らして副作用の発生を抑える取り組みを行っております。

熟練した放射線治療専門医と放射線治療装置の精度管理を専門的に行う医学物理士、認定取得した診療放射線技師(放射線治療専門技師2名)の連携の下、安全で精度の高い放射線治療を行っています。

認定施設としては、日本医学放射線学会放射線科専門医修練機関、日本がん治療認定医機構認定研修施設などを取得しています。

放射線医学センターの症例数・治療・成績

2018年度の検査・治療実績

件数件数
一般撮影42,403単純MRI6,636
ポータブル撮影12,303造影MRI1,271
乳房X線撮影2,936血管造影485
パノラマ撮影5,791RI488
上部消化管造影1,293PET/CT1,370
単純CT20,764リニアック4,628
造影CT2,652小線源治療864