CT

80列マルチスライスCT装置 CANON MEDICAL SYSTEMS CT Aquilion PRIME SP

当院では80列マルチスライスCT装置「Aquilion PRIME SP」を導入しています。

従来使用していた64列マルチスライスCTと比較して、
・ AI(Deep Learning再構成)による放射線被ばくの低減
・ スキャンスピードの高速化による息止め時間の短縮
・ 新しい画像再構成方法による金属インプラント周囲の画質改善
 を実現しています。

被ばく低減技術(Deep Learnig再構成AiCE-i)

X線CTの画像はX線量が少なくなると得られた画像にノイズが増加し、診断上、問題となる場合があります。このCT装置は少ないX線量であっても既存のノイズ低減技術に加え、新たに導入されたDeep Learning再構成技術で安定して高画質な画像が得られます。従来装置より大きく被ばく低減をし、高精細な画像取得が可能になりました。

高速スキャンによる息止め時間の短縮

X線検出器の増加(64→80)とスキャン速度の高速化により、息止めの時間が短縮。
息止めが不良な場合など画像のブレのリスクも低減し、安定した画像取得ができます。

64列CTと80列CTの撮影時間比較

金属インプラント周囲の画質改善(SEMAR)

X線CT検査においては義歯や人工関節など金属物をスキャンした場合、金属アーチファクト(画像上のノイズ)が発生し、しばしば診断上の問題となる場合があります。
このCT装置の再構成技術によって金属アーチファクトを劇的に低減できるようになりました。

金属アーチファクト低減再構成技術 SEMAR