ハイブリッド手術室

概要

2018年11月に東京西徳洲会病院ではカテーテルを使う内科的治療(血管内治療)と、外科手術が一つの部屋でできる「ハイブリッド手術室」が導入されました。
ハイブリッド手術対応血管撮影装置「Artis zee TA PURE」(ドイツ・シーメンス社製)は従来の血管撮影に加え、3次元CT撮影の機能も備え、高度な血管手術などに活用できます。

この血管撮影装置は、血管内に細い管(カテーテル)を挿入し、造影剤を注入することで血管病変(狭窄や瘤)の診断・治療が可能です。従来はCT装置でしか得ることのできなかった3次元画像の撮影も可能になり、複雑な血管の走行も短時間で確実に把握できるようになります。これにより医師が画像を確認しながら術中に治療を修正することも容易になりますので、より迅速で確実な治療が可能になります。

さらに、放射線被ばく低減も十分に考慮したシステムですので、安心して検査・治療を受けていただけます。