

年齢を重ねれば重ねるほど、がんや糖尿病などに代表される生活習慣病が他人事ではなくなってきます。
よく耳にする言葉です。私たちの体は悪くなってからでは時間やお金の負担も沢山かかります。
人間ドックの本来の目的は、自分では気づかない隠れた体の変化を見つけるための検査です。
自覚症状がなくても定期的に人間ドックを受診し、生活習慣の改善と生活習慣病の予防、また病気の早期発見に活用しましょう。

わが国の死因の第1位はがんであり、死因の約30%を占めています。
一方、がんはより早期に発見し、より早期に治療されれば死亡率は低下し、完全治癒の可能性が高まることもよく知られています。しかし、従来の人間ドックでは、がんの発見率は0.3〜0.5%と言われていますから、1,000人の受診者中3〜5人の発見ということになります。PET/CTを用いた他検査との併用による総合がん検診では1,000人中30人〜50人相当にがんが発見され、そのうち80〜90%が早期がんであるといわれています。
したがって、従来のがん検診の約10倍の発見率ということになります。
がんにならないための一次予防も大切ですが、現状では早期に発見する二次予防が重要です。受診者の検診率を高め、早期がん発見に努めましょう。小さく見つければそれだけ臓器を温存するやさしい治療が可能になります。
命はあなただけのものではありません。健康は自分で管理していく時代です。
がん総合検診センター センター長 大川 智彦